母校の秋期講演会に行ってきました。
英米児童文学が専門の三宅興子先生の最終講義(来年の3月に退職)ということもあって、卒業生がたくさん集まりました。100名以上は来ていたのではないでしょうか。
参加者全員に、特製のショッピングバックと新刊『児童文学の愉楽』をプレゼントという大判ぶるまい。

学生当時の私は、児童文学科に入学したというのに、日本文学に傾倒していて、子どもの頃に読んだ児童書の知識だけで授業を受けるという感じでした。特に、子どもの頃に読んだ英米児童書の主人公は、どこか「まじめ」で「枠にはまって」いて、おもしろくない登場人物が多く、さして興味が持てなかったのです。
三宅先生のすすめで、ポール・ギャリコを読んだら、その面白さにはまってしまい、それからは、先入観なくなんでも読んでみるという私の児童書読書範囲を広げてくれた恩師ともいえますね。

「まだまだ研究したいことはつきない」という先生の言葉を聞き、研究者は一生研究し続けることが生き甲斐なんだなーと感じたしだいです。

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