みやざきひろかず先生のワークショップが終了しました。
先生の『ワニくんのアップルパイ』『ゆっくりむし』『どろでろだむ』の
原画と印刷した本やアイデアメモやストーリーボードをみながら
どのように制作していったのかを解説してもらいました。
ワニくんは、透明水彩。
ゆっくりむし は、アクリル絵の具
どろでろだむ は、カラーインク の彩色です。
絵本原画展などでみる原画は額装されているので
細かい部分の観たいところまではじっくりみれない。
額装されていない状態の生原画をみられたのは、
参加者は幸運でしたね。特に、カラーインクの作品は、
光に弱いので、原画展で展示などあまりすることはないと思いますし。
『ワニくんのアップルパイ』は、アップルパイを食べたくなるのに、
お店で買えなかったワニくん。自分で手作りすることに。
ワニくんがつくったアップルパイのレシピもついているので、
児童書や絵本に登場するお菓子好きの私には、 もってこいの作品です。
いつか、レシピを見ながら作ってみたい!
・
.
『ゆっくりむし』は、ゆっくりゆっくり進む虫の話。
子どもに「はやく。はやく」と言ってしまいがちの大人には耳の痛いお話ですが、
読者の子どもには、勇気を与えてもらえる作品です。
「ゆっくり、自分のペースで進んでいけばいいんだよ。自分のありのままで
いいんだよ 」と自分を肯定してもらっている感覚になるストーリーです。
お話もユニークで最後のオチが笑える。
・
・
『どろでろだむ』は、雑誌掲載作品。
どろんこ遊びで一等賞に選ばれた主人公がどろんこの国に招待されるお話。
どろんこの国のエピソードが面白い!
どろんこ遊びが好きだった私としては、この本が書籍化されれば、
どろんこ遊び大好きな子ども達が、大人たちから
「あああ〜、こんなに服を汚してどろあそびして〜」と怒られる回数が少なくなるんじゃ
ないかと期待しています。
原画&作品解説のあと、透明水彩の技法解説。
残り時間がわずかだったのですが、やってもらいました。
気がつけば予定時間を1時間も延長。
みやざき先生、本当にありがとうございました。