フェリックス・ホフマンの世界
を観に行ってきました。
私とホフマン作品の出会いは、 大学生時代。
「昔話絵本を考察する」という課題で、かたっぱしから
同じタイトルの作品を調べているときに出会ったのが、
ホフマンの「ねむりひめ」。
地味な色と、王様っぽくない(なんとなくごつごつした人物)絵
をみて、「ええええ〜、何やこれ?」と思ったのですが、
何度も何度も読んでいくと、なんだか、スッと物語の中に
入って行ける絵だと気づきました。
絶妙な余白と考えぬかれた構図。文章の配置・配分も 絶妙なのです。
原画展もすばらしく、子ども達におくった絵本や手紙が
そのまま展示されています。
家族、そして、住んでいた街への愛を感じる作品展です。
いつかは、スイスに行って、ホフマンのステンドグラスや
小学校や病院に描いた壁画をみてみたいな。
8月28日まで伊丹市立美術館で開催中です。