福島県で飼っていた牛を泣く泣く処分しなければならない
人々の姿をニュースでみていて、
川村たかし先生が書かれた『山へいく牛』を思い出し、
久々に本をとりだしてみた。
タイトルになっている「山へいく牛」は、主人公・島子と父の別れと
母牛と子牛の別れを重ねて書いている作品で、
牛を大切に育てている人々の生活がかいまみえる作品です。
牛も別れが悲しくて泣くのです。
本をひらいてびっくりしたのは、
ページの欄外に、びっしりと児童文学の書き方について
指導を受けていた内容を書き込んでいたこと。
ノートじゃなくて、本に書き込んでたんですね。
なんとなく、先生から「本に書き込んでたら、
いつか本を読み返したときに、児童文学の書き方を思い出すから
欄外に必要なことは書き込んでおきなさい」と言われたような気もする・・・。
なぜ、本に書き込みをしたのかわすれちゃったな。
川村たかし:著