さて、一次審査で審査員が印象に残った作品のタイトルを紹介します。
※あくまでも一次審査の結果です。ここにタイトルがあがっていなくても
二次審査で作品をみてもらえますし、受賞につながることもあります。
逆にタイトルがあがっていても、二次審査員の判断により
受賞につながらいこともあります。
絵
物語展開
物語設定
総合力…絵・物語展開・設定のバランスがとれている作品
のそれぞれのジャンルで印象に残った作品タイトル を紹介します。
●絵
「 ぼくのて なにいろ?」
「とびらのおおいいえ」
「ヤヤとロロのそらすもう」
「ちいさなくるま 」
「わたしのいろ」
絵の表現はすばらしい。
物語設定や展開にもう少し工夫があるとよいのに。
上記の作品だけでなく、
全体的に物語設定やことばのセレクト能力を高めて欲しいと思う作品も多かったです。
●物語展開
「コブタのマーブル」
「トビーとネズミのそうおどり」
「ペロ」
主人公の行動に読者が感情移入しやすい物語展開。
●物語設定
「ポストのトポスさん」
「くものアーレイ」
物語設定がユニーク。
物語設定をより大きく広げて、作品の世界観を物語にもっと入れてもらえると
より楽しい作品になりそう。
●総合力
「ぼくはこれくらい 」
「おねがいサンタさん」
絵・設定・ストーリー展開ともに安定感があり、安心して読めました。
物語設定や展開がわかりやすい作品は、どんな絵であっても
楽しく読めるのですが、
設定や物語展開が不安定な作品は、
絵がうまくても途中で読むのが辛くなってきます。
今回の応募作品は、絵はうまいのに、物語展開をもう一歩して欲しいと思える作品が多かったと思います。
絵本なのですから、絵もストーリー展開もことばのセレクトも重要で
この3つがそろってこそ、楽しい作品に仕上がります。