ムジカの森の音楽隊 さくらい ともか
都会から森の暮らしにあこがれてやってきたハムスターのコツブ。
病院をひらき、森の動物たちを診察しようとおもったら、
ストレス社会の都会とは違い、森の動物たちは医者いらず。
どうしようかと考えているところに、
鳴き声をださない昆虫たちが、「自分たちも音楽をやりたい」と
相談しにきます。
さてさて、うまくいくのでしょうか。
10月スタートのワークショップクラスで、絵を担当していただくことになった
さくらいさんの作品。童話作品で、絵も著者が担当しています。
この作品は、動物→両生類→昆虫という、捕食関係にある生態系をうまく利用し、
緊張感のある展開にしたところがおもしろくなっているポイント。
初心者さんが、このような設定で物語をかくと、
なんでもありの設定になってしまい、
「嘘くさい話」で終わってしまう典型的な失敗パターンになりがち。
創作=なんでもあり ではないのです。
さくらいさんの作品には、
生きていくための「リアルさ」をちゃんと入れることで、
現実のとなりにある、ファンタジーとして成立しています。
動物ものや昆虫ものを書いてみたい人は、読むのをおすすめします。
さて、動物もの絵本といえば、『ピーターラビット』ベアトリクス・ポター
NHK BSプレミアムの イギリス特集で放送されるようですよ。
湖水地方についての特集になるのかな?
「ピーターラビットからの贈り物(全5回)」
5月28日(月)~6月1日(金) 午後6時~6時30分
死ぬまでに、1度は、行ってみたいな湖水地方。