2月某日、第3回あたらしい創作絵本大賞の審査会が行われました。
たくさんの応募ありがとうございました。
審査員には、全ての作品に目を通していただきました。
審査結果と総評は
https://amini.jp/contest3.html
をご確認ください。
大賞
「ぼくとミーコ —よるのおさんぽ—」 仙田 まどか
優秀賞 2作品
「どこどこトイレ」しばの りさ
「海の天使」多名賀 優子
佳作 4作品
「かきのき」 竹内 香ノ子
「オオカミがきたら、どうする?」松田 幸子・作 / 江洲 恵・絵
「たまちゃん」 奥田 睦美
「おねえちゃんがヒヨコをかってきた」森下 知永
選考時には、作者プロフィール、出版の有無などは、わからない状態で審査しています。
純粋に作品のみのを読んで、審査をしていきます。
絵だけでなく、ストーリー展開、詞(ことば)を読んだうえで
総合的に評価の高い作品が大賞に選ばれました。
今回は、絵を描き慣れた、絵のうまい人が多かったです。
それだけに、物語展開の矛盾や甘さが気になりました。
「文章の整理がされていない作品が多い」という審査員意見がでていました。
絵本は、画集ではありません。物語があってこそ成立するものです。
絵本作家をめざすのでしたら、画力だけでなく、
物語のストーリー性やことばの個性も同時にみがいていって欲しいです。
また、「絵本ってこんなものでしょ」という価値観を打ち破るような、 ユニークな作品。
圧倒的な個性を持つ作品をお待ちしています。