写真家の澤田知子さんがつくった初めての絵本。
澤田さんの写真は、内面と外見を考えさせる 作品が多く、
今回の絵本もその一連の作品と同じ。
少し、まゆげのイメージが違ったり、
少し、髪型が違ったり、
少し、目のメイクが違うだけで、外見が大きくかわる。
外見につられて、なんだか、その人の個性までかわってみえてくる。
そして、見る人の反応も変わる。なぜなのか?
社会で生き抜くために「いろいろな側面を持っている人間」を
写真というツールで、シンプルに 表現したともいえますね。
ちょっと実験的で、おもしろい絵本です。