第16回あたらしい創作絵本大賞に応募いただき
誠にありがとうございます。
一次審査通過13作品をお知らせいたします。
「ちきゅうえんそく」
「ぜったいむり子」
「ロイさんのあごひもテーラー」
「リリーのスープ食堂」
「マジックおべんとう」
「クックのいろぬり」
「くまさんとりすくん」
「ほんのおうさま」
「カーニとターコは びようしさん 」
「ぼくのすきなこと」
「てんていこまいサーカス」
「ぼくらのフロートアイランド」
「ぶるぶるペンギン!」
今年は、全体的に、そつなく、うまくまとまっている作品が多い印象です。
レベルが高い作品が多く、読んでいても楽しかったです。
ページをめくったときの「驚き」を意識している作品も多くありました。
ただ「驚き」だけを意識すると、
「驚き」カタログ的な印象になるので工夫が必要になりますね。
「ちきゅうえんそく」は、ユニークなのですが、
絵がマンガの描き方になっているので
(ページのめくりを意識して描いていない感じ)
絵本とマンガの描き方の違いを研究して欲しいです。
「ぜったいむり子」
「マジックおべんとう」
「カーニとターコは びようしさん 」
「ぼくらのフロートアイランド」
は、横並び的に、モノやできごとがでてきます。
絵本のアイデアとしてはいいのですが、
終わりかたに工夫が欲しかったです。
「ぼくのすきなこと」 は、
絵の表現、ことばの選び方もとてもよく
途中まで、いい感じに読み進めていたら
最後の最後で大人がでてきて主人公を説得しはじめて、
もったいないなと思いました。
ただ、このような終わり方が好きな方もいるので
審査員で評価がわかれると思います。
「ほんのおうさま」も終わり方がもったいない感じ。
「ロイさんのあごひもテーラー」は、
ていねいな作画で細かい部分まで描かれていて
絵を読むのが楽しい作品。
それだけに「あごひも」の重要さが最後までイマイチわからず……。
「リリーのスープ食堂」
絵の表現力が高く、スープがとてもおいしそう。
内容が少し大人向けなのが気になります。
「クックのいろぬり」は、
そつなくうまくまとまっています。
ただ、色をテーマにした絵本は既視感もあるので、
作者オリジナルの大きな山場がひとつ欲しいです。
「てんていこまいサーカス」「ぶるぶるペンギン!」 も
絵も楽しく、とてもうまくまとまっています。
あともうひとおし、枠にはまらない「パンチ力」があれば。
一次審査の審査委員と
最終審査の審査員はかわるので
上記にコメントされていない作品が
大賞に選ばれたり、入選することもあります。
最終審査は、4月上旬に行います。
入選作品が決まりましたら作者に連絡いたします。
一般公開は5月末頃の予定です。
表彰式は6月に開催します。
●日程 2025年6月28日(土)
●時間 14:00〜16:00(予定)
少人数ですが、入選者以外も会場で表彰式をみることができます。
参加費無料。事前予約不要。座席は先着順30席となります。
※お子さまの保育ルームは用意しておりません。
●会場:グランフロント大阪・北館 2階
ナレッジキャピタル アクティブスタジオ(The Lab.)
(JR大阪駅、地下鉄梅田駅、阪急・阪神梅田駅下車)