第11回あたらしい創作絵本大賞に応募いただき誠にありがとうございます。
一次審査を行い最終審査の29作品を選びました。

今年は、おもしろい作品が多く、読むのが楽しかったです。
一方で、絵童話や童話的な作品も多く、創作の前に「絵本とは何か」を
考えていただければと思います。

今年は、うさぎがでてくる作品も多かったです。
「うさぎ=月」という定番の展開になるので、既視感のある展開にしないためには、
もうひとひねり欲しいなと感じます。

【一次審査で良い評価だった作品】
○「いいもんみーつけた」絵のオリジナリティ、物語展開ともに完成度が高く、高評価。
○「ポスポスゆうびんでーす」明るくて楽しい。他の手紙も読みたくなる。
○「おひさまの きまぐれキッチン」絵もお話も子どもが喜びそう。展開にひと工夫あれば、よりよくなりそう。
○「ちょこっとしんぱい ポポンのおとどけものやさん」保育絵本のような感じでおもしろい。言葉選びをもっと丁寧にした方がよさそう。
○「こぐまのくぅときのこポスト」絵がかわいい。物語の前半の展開はいいが、後半の推敲がたりず整理が必要。
○「もちリンピック」発想力がいい。絵と物語が合っている。おもちの見せ場の場面があれば、もっとよくなる。
○「ムータン」表紙の絵のインパクトが高い。絵本らしい絵本。ラストのオチをもう少し考えて欲しかった。

以上、7作品が一次審査で高評価でした。
ただ、最終審査は、一次審査と違う審査員になりますし、違う視点で評価されます。
一次審査で評価されていない作品が選ばれることもあります。

○最終審査会に選ばれた29作品
「ちょこっとしんぱい ポポンのおとどけものやさん」
「ニコラとふしぎな木の実」
「まみちゃんとビビちゃん」
「たからものさがそ」
「ポスポスゆうびんでーす」
「きょうも あしたも あさっても」
「ひとりでおふろにはいったら」
「かぼちゃのささきくん」
「アルパカのそらくん」
「いいもんみーつけた」
「じゆう」
「草むら大競争」
「ムータン」
「はじめてかいたおはなし」
「すてきなたびびとポルカ」
「クジラがくれた木」
「こぐまのくぅときのこポスト」
「おひさまの きまぐれキッチン」
「もちリンピック」
「ぷんぷんあいちゃん」
「あのやま こえて がっこうへ」
「ぼくのともだちはロボット」
「うさぎ だけど、」
「まっさらかっぱのごりらさん」
「りんごむし」
「うさぎのもりのまっくろけ」
「とびだしたんだ」
「ピッカピカのじゃりまるくん」
「ランとジョグのちいさなぼうけん」

最終審査会の結果は、4月下旬頃に発表予定です。

[第11回あたらしい創作絵本大賞 表彰式&合評会]
審査員 みやざきひろかず、宮下恵茉、香曽我部秀幸が出席します。

表彰式は
●日程 2020年11月29日(日)に延期になりました。
状況により中止になる可能性もあります。

●時間 14:00〜16:00(予定)

表彰式と作品合評

●会場:グランフロント大阪・北館 2階
ナレッジキャピタル アクティブスタジオ(ザ・ラボ)
(JR大阪駅、地下鉄梅田駅、阪急・阪神梅田駅下車)

●参加費:無料(事前の申し込みは不要です)

第10回大賞作品「ひっついた!!」作品原画展

第10回大賞受賞作品「ひっついた!!!」きどまや・作の
原画展が開催されます。

原画展
●日程:2020年11月予定(現在調整中)

●会場:グランフロント大阪・北館 2階
ナレッジキャピタル アクティブスタジオ(ザ・ラボ)
(JR大阪駅、地下鉄梅田駅、阪急・阪神梅田駅下車)

●閲覧・無料

■主催:梅花女子大学

■共催・事務局:アミーニ、児童文学科同窓会

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