第13回あたらしい創作絵本大賞にご応募いただき誠にありがとうございます。

一次審査通過作品 18作品をお知らせします。

「ふゆごもり」
「まっくろぼうずがくるぞ」
「バナナのゆうれい」
「おひるねであった ふしぎなともだち」
「コアラのおうじのひみつのベッド」
「タイムトレイン」
「うちゅうチャンネル」
「うちのかあちゃん」
「15びょうでだいぼうけん!」
「おふろバス」
「とかげくん」
「ユイちゃんのたいせつなもの」
「りんごの里のポメットちゃん」
「かいじゅうたけしくんとロボットのえいたくん」
「あきのえんそく」
「おふろさん」
「めんどくさいけど」
「バナナいつたべる?」

毎年、作品のレベルがあがってきており、読んでいて楽しくなる作品が多かったです。

ただ、一次審査員の全員がおもしろかったと推薦する作品が少なく、

かなり意見がバラバラになりました。

意見が一致した作品が「おふろバス」でした。

絵とお話の展開がおもしろい。

一箇所、書き間違えている部分があるのが気になるところです。

ここでの評価については、気にしなくて大丈夫です。

一次審査で評価が高くなくても入選したりします。

 

応募作品のなかにはSDGsの影響なのか、動物や昆虫の絵本が多くよせられました。

動物や昆虫の生活・生態を淡々と物語にするだけだと、写真絵本でもいいわけです。

絵にするには、写真では表現できない、絵だから表現できる展開や物語が必要になります。

そこまで書けている動物・昆虫絵本は少なかったです。

 

また、気象や天文の絵本も多かったです。

過去、大賞に選ばれている作品が、「星」や「くも」があるからでしょうか。

気象や天文現象を書けば入選すると考えて、

ただ書いただけの作品が多いのも気になりました。

工夫が欲しいところです。

 

絵本と絵童話・幼年童話を勘違いしている人も多いです。

絵も文も書けているのですが、

絵が挿絵またはイラスト的、

文章も説明文を多用している作品があり

絵本の表現を理解していないと感じる作品が多いです。

一次審査通過作品にもそういった作品があります。

ページをめくってみせることを意識して創作して欲しいです。

絵本は絵と文が響き合うように、相互関係で成り立っています。

絵も文も絵本の表現をもっと磨いてほしいなと感じました。

二次審査会は4月に行う予定です。

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